こんにちは!ぐちです。
IT業界に入ったのがかれこれ10年前になるのですが、当時は言語研修でIDEに頼らずに書けるようになると言うことで、LinuxのCUIでC言語を書いていました。笑
今思うと相当スキルアップにつながったなーと感謝しています。そのときに味気ないCUIの画面を少しでも馴染みやすいようにする目的でプロンプト(コマンド入力する箇所の$
があるやつ)をカスタマイズする方法を教えてもらったことがありました。
そこで今回はその方法をご紹介します!
ターミナル
最近では仕事でもプライベートでもMacを使っていて、ターミナルは心強い味方です。笑
標準のターミナルではなく、iTerm2というアプリを使っていますが、どちらでもできることはほぼおなじです。iTerm2のほうが便利な機能がありますが、動いているシェルはどちらも同じですのでコマンド等は全く同じです。
で、そんなターミナルですが、やはりCUI(文字ばかりの画面)ですので、味気ないんです。笑
そこで自分好みにカスタマイズして使うのですが、その第一歩としてぷろんプロンプト表示を変更しちゃいましょう!ということです。
プロンプト表示とは
デフォルトの状態でターミナルを立ち上げると、下記のような表示になっているかと思います。
MacBook-Pro-Retina:~ hoge $
それぞれの内容を書くと下記のようになります。
【ホスト名】:【カレントディレクトリ】 【ユーザー名】 $
この部分をプロンプト表示といいまして、この設定はプロンプト変数という変数に定義されています。それがどこにあるのかといいますと。
PS1
という環境変数にあります。で、この変数がどこで定義されているのかといいますと、こちらです。
/etc/bashrc
中身は
PS1='\h:\W \u\$ '
となっています。
このhだのWだの意味は下記の通りです。
\h
→ ホスト名
:
→ :を表示
\W
→ カレントディレクトリ
\u
→ ユーザー名
$
→ $を表示
他にも
\w
→ カレントディレクトリ(フルパス)
\t
→ 時間
などがあります。
早速、これを変更してみましょう!
$ PS1='\u:\W $'
上記のコマンドを実行するとプロンプト表示が変更されますよね。ただし、再起動すると設定が保持されておらずデフォルト状態に戻ってしまいます。
これを再起動後も保持されるように設定します。
.bash_profileファイル
.bash_profile
というのはユーザーごとの様々な設定が書かれているファイルですので、下記のコマンドでターミナルからさくっと追記しちゃいましょう。
$ vi ~/.bash_profile
Viエディタの使い方は別の機会にご紹介するとして、ご存じない方はFinderからGUIのエディタで更新しちゃいましょう!
記述するのは1行です。下記の1行を空の行に追記して保存します。
export PS1='\u:\W $'
で、保存後忘れちゃいけないのが、下記のコマンドです。
$ source ~/.bash_profile
これは変更した設定を読み込むコマンドです。
僕は$
を色をつけてアクセントにしたかったので、下記のように設定しています。
PS1='\u:\W \t \[\e[0;35m\]$\[\e[0;0m\] '
プロンプト表示だけでなく、CUIでもいろんなカスタマイズができるので、ぜひ楽しんで頂けたらと思います。
では今回はこの辺で。