こんにちは!ぐち(@bloguchi)です。
よく人から言われるんです。「ぐちさんってマルチタスクですよねー。いいなー。」とか「私は不器用なんでシングルタスクですよー。」とか。
人から言われるたびに、昔からずっと僕の頭の中は「????」って感じでした。ということで言葉に表しにくいですが、人が言うマルチタスクってどういうことかを整理してみたいと思いました。
マルチタスクとは
うーん、どういう意味で使ってるのか明確ではありませんが、おそらく複数の作業を同時にできることを指しているんだと思います。
まずは結論から言いますと、『そんなことできるか!!1つずつやってるわぃ!』ですね。笑
周りの人が言うマルチタスクを図解してみました。たぶんこんなイメージだろうなと。
タスクAとタスクBというふたつの作業を同時並行でこなしてるように見えてるんじゃないかと推測してます。物理的に言えば右手と左手で別々の作業ができるってことですよね。ということは右目と左目で別々のものを捉えないといけないことになります。
はい。そうです。それは無理です。僕にはできません。
シングルタスクとは
では、人がいうところのシングルタスクとはどんな感じなのか考察してみました。おそらく下の画像のようになるのかなーなんて思っています。タスクAとタスクBが並行処理されずひとつずつ片付けていくパターンですね。
まぁ普通は、といいますか一般的な取り組み方ですよね。確実に集中できますし何も間違ってない気がしますが、冒頭のコメントのように、なぜかこのタイプは良くないと感じられたり、能力が低いような言われ方をしますよね。
CPUは完全な並行処理ができるのでシングルタスクよりはマルチタスクのほうがいいでしょうけど、それでも何らかのオーバーヘッドは生じるわけで、完全な並行処理ができるわけのない人間に当てはめて言うのであれば、着実に作業に取り組めるこちらのタイプのほうがいいと思うんですけどね。。
並行処理っぽいことをしています
僕が言われるマルチタスクは、実はマルチタスクではなくマルチタスクっぽく取り組んでいるだけなんです。それが僕の作業の進め方にマッチしているというか性格に沿っているからという理由だけです。
最初に出てきた画像のように完全な並行処理ではないんですが、この画像を遠くから見ると点が小さくなりそのうち並行処理っぽく見えるとは思いますが、目を凝らしてよーく見てみると、小さな粒度で素早く対応するタスクを切り替えているだけです。
でも、この方法ってすごく効率が悪いと言われていまして・・・・。
オーバーヘッドが生じる
CPUのお話でオーバーヘッドが生じるということをお伝えしましたが、人間も同じで、タスクとタスクを切り替える瞬間にオーバーヘッドが発生します。
ちょうどタスクAとタスクBが切り替わるここです。『何をやってたっけ?』とか『さてと、続きをやるか。』といったように人間の頭は、取り組んでいる作業を切り替える瞬間に膨大なエネルギーを消費するらしいです。どっかの偉い先生が言っていたような気がします。
これで考えるとマルチタスクっぽいやつなんて、もうねすごいことになります。オーバーヘッドだらけでタスク自体の対応なんてできたもんじゃないですね。笑
となると、これらオーバーヘッドをいかに効率よく消化するか?ということになるのですが・・・・人様に説明できるほど自分でも理解できていません。ただ僕の性格にあった作業への取り組み方がこの方法なのかなーってぐらいですね。笑
マルチタスクというよりは
一人で同時並行で作業できていなくても、タスクを動かしておけば”進捗として”は進んでいますよね。要するにこれまでの図で言えば『タスクAは僕、タスクBは○○さん』のような状況を繰り返しておけば、完全に同時並行で進捗が進むことになります。この状況を作り出すように僕は下記のことを意識してるような気がほんのちょっぴりするかもしれません。
- レビューや確認などリターンを待つものを早く見つける
- 頭を使う作業と機械的な作業を切り分ける
- 得意な作業と不得意な作業を見分ける
- ゴールを見つける
レビューや確認などリターンを待つものを早く見つける
自分の担当作業でもレビューや確認などのために自分の手を離れるタイミングってありますよね?
その状態では自分がどれだけ頑張っても進捗をコントロールできませんし、何より自分が別の作業に取りかかれば、完全な並行作業な状況が出来上がります。
こういった状況になるタスクは早めに着手してできるだけ早く相手にボールを渡すことを心がけています。ような気がします。笑
頭を使う作業と機械的な作業を切り分ける
頭を使う作業って集中して取り組まないと進まないですよね。それに、蓋を開けてみると機械作業かい!ってツッコミたくなるような流れ作業的なものがあったりというのもよくあるパターンかなと。
機械作業は、頭を使う作業をしながらでもできることが多いので、例えば書類のチェックをしながら(これは目を使う)、コピペを大量に行う(これは手だけを使う)だったり。
純粋にタスクの優先順位だけを考えて取り組むと、結果的に無駄が生じたりすることもあると思うので、こういう観点で作業を切り分けるように心がけています。だと思います。
得意な作業と不得意な作業を見分ける
前述の『頭を使う作業と〜』に似てるんですが、自分の得意な作業って意外と機械的にできるじゃないですか?そういう作業って目と手を別々に使うチャンスだと思っていて、積極的に取り組めるんじゃないかなーなんて考えています。
耳と手を別で動かすとかもそうですね。(もちろん相手には前置きしたうえで)耳で質問を聞きながら手は機械的にできる作業を行っている状況とか作れれば最高ですね!目を合わせてコミュニケーションすることもめちゃくちゃ大事ですけどね。
ゴールを見つける
これは基本中の基本かなと思うんですが、ゴールが明確でない状態で動いても効率の良い取り組みってできないかなって思っています。
ゴールがあるから、そこへの最短距離を計算できるわけであって、そこがふわっとしてる状態だと無駄な手間がたくさんかかっちゃいます。時として『遠回り』が後々役立つことなんてざらにあるので、すべてが無駄だと言ってるわけではありません。
『その作業のゴールは何か?』を考えられる人と、指示されたからやっている人とでは、同じ作業をしても完了スピードは全く違ってくるはずです。
まとめ
自分でも上手くまとめられていないので、文章がハチャメチャな可能性しかありませんが、要するにタスクの処理能力が高い人であっても、同時並行処理できているわけではなく『それらしく』見せているだけだということです。
なんだか僕がすごく能力が高くて偉そうなことを言っているような記事になってしまいましたが、人様に言えるほどのものは何もありません。自覚しています!笑
ただ、能力が低いからこそ、作業の取り組み方を工夫していますし様々なタスクを処理する際に最短距離を計算するようにしています。いやーほんと偉そうな記事になっちゃいましたね。失礼しました。
では今回はこの辺で。