なぜ周りのエンジニアたちはブログを書かないのか

こんにちは!ぐち(@bloguchi)です。

最近、会社の後輩から聞いた話をご紹介します。

ブログ始めました

おでんかぃ!!というツッコミを煽るようなボケではなく、真剣なお話です。

スキルアップ真っ盛りの年代の子なんですが、これまでも社内のツールで学習した内容や資格試験の情報などを発信していましたが、やはり情報発信に特化したツールではないこともあり、なかなか思うように活用できいなかったように感じていました。

発信しっぱなし、いわゆる一方通行でもいいし、コメントがつけばコミュニケーションも取れるブログで発信すればいいよという話は何度かしたのですが、この度めでたくQiitaでブログを始めたと連絡をくれました。

ブログの良さ

実は、僕も自身の学んだことを体系的に整理しインプットの精度を高めるためにブログを始めようと思ったのがきっかけだったんです。

のらりくらり続けていますが、何度か挫折を経験しての今があるんです。笑

かっこよく言っちゃいましたが、ようするに記事の更新が続かず途中でやめてしまっただけのことです。でも今は続いています。それだけメリットを感じられているからです。そこでシステムエンジニアがブログを書くメリットについて僕なりの考えを独り言のようにご紹介します。

  • 文章が上手に書けるようになる
  • 体系的に知識を整理できる
  • 人に伝えるのが楽になる

文章が上手に書けるようになる(気がする)

仕事でも文章を書く機会はたくさんありますが、ブログを書くことでさらにその量を増し増しにすることができます。これは特段ブログじゃなくても、ただただ文章を書けば済むことなんですが、おもしろくないですよね?笑

ブログであれば読み手が理解できるような文章を心掛けますし技術的な記事でもきちんと説明しようとするはずです。その相手に伝えようとする意識をもって文章を書くことが非常に大事なのかなぁと思います。

書くことと同時にきれいな文章を読むことも大事ですが、試行錯誤しながら読みやすい文章を書くことができるようになったような気がします。

体系的に知識を整理できる(気がする)

学んだ知識を整理しながらアウトプットすることで必ず復習といいますか、内容の事実確認が必要になってきます。そのおかげで「理解したつもり」状態の知識を減らすことができると思います。また記事を書くために、シリーズ化を検討したり、長くなり過ぎないように工夫したり、ボリューム感を気にするようになります。

これの副産物は、自分が理解しようとする量をコントロールといいますか、詰め込みすぎないようにセーブすることで無理なく丁度いいボリュームで自分の知識として落とし込んでいくことができます。

また、自分が経験したことや学んだことを記事にしていくことで知識データベースを作ることができます。「あーこの内容どこかで見たなー」とか「あれ?これ前にもあったかも・・」といったときに、ブログを検索することで、自分が経験したことを自分の言葉で書いた記事が見つかります。

理解した過去の自分が、自分の言葉で書いた記事ですよ。そりゃもう理解できないことなんて絶対ないですよね?おそらく世界一わかりやすい解説記事のはずです。

このように、すべてを頭の中に記憶しておく必要はありません。忘れてしまいそうなことや複雑なことは記事にしてしまえばいつでも引き出すことができるんです。

人に伝えるのが楽になる(気がする)

人から「○○について、××なことがしたい。」とか「このエラーってどうやったら解決できますか?」的な質問を受けたとき、偶然にも過去、自分も同じ壁にぶつかっていたとしましょう。

この時学んだことを記事にしているのとしていないのとでは、手間が全然違いますよね?

過去に壁にぶつかったときに学んだことを記事にしていると、質問をしてきた相手に対して「ここに解説あるから読んでみな?」といった感じでURLを渡すことができます。記事にしていなければ、当時のことを思い出しつつ、あーでもないこーでもないと言いながら解決までの道のりを進むことになります。

これはもう圧倒的に記事にしておいたほうが圧勝ですよね!(何に勝つんだよ・・・)

ブログ×ブログ

エンジニア個人がブログを書くことの良さを前述しましたが、これが多くのエンジニアがこうしていたらどうでしょう?めちゃくちゃ広い共有知の輪ができあがるんです。

これをサービスとして実現しているのがQiitaだったりですね。知識ネットワークが構築されているのです。一人でも多くのエンジニアが知識をアウトプットし共有することで業界のレベル自体が高くなっていくような気がします。

ただし!アウトプットする情報は正しいものに限りますが。笑

僕もこの知識ネットワークを構成する端っこの端っこのほうで役に立てるように技術情報をアウトプットしていければと思います。

では今回はこの辺で。