結局のところクラウドってナニ??

こんにちは!ぐちです。

クラウドサービス

最近はよくクラウドクラウドと聞きますよね?

少し前までは不信感といいますかクラウドって・・・大丈夫なの?とかよく言われていましたが認知度はかなり上がってきたと思います。

でもまだよくわからないって方が多くいるのも正直なところですよね。仕事柄お客様に説明する機会が多いので簡単にご紹介したいと思います。

クラウドとは

概念的にいいますとインターネットへの接続を前提に提供するサービスのことです。稼働しているモノの実態はインターネット側にありユーザーは利用料に応じた料金や月額固定などで契約を行い利用します。提供されているサービスはコンピュータリソースやOS、アプリケーションだったりと多種多様です。そのため人によっては様々な意味で使われることがあります。

例えば

  • Google Mailやグループウェアなどを想定してクラウドと指す方
  • DropBoxやGoogle Driveなどのストレージサービスを指す方
  • MonacaなどIDEを指す方

などなど。

言葉だけで見ると様々なサービスがありそれぞれが別のモノですが実態は全て「クラウドサービス」です。仕事柄これらを指す場合にはもう少し利用形態に沿った呼び方をしないと困惑してしまいます。それら利用形態によって分類した呼び方に「PaaS」、「SaaS」、「IaaS」があります。

PaaSとは

読み方は「パース」です。「Platform as a Service」の略語ですね。

アプリケーションを稼働させるために必要なハードウェアやOSなどのプラットフォーム一式をサービスとして提供する形態のことをいいます。サーバマシンのアップデートやOSのセキュリティパッチなどはサービス提供側が一括して行うので利用者はそこを気にする必要はありません。ただ提供されている範囲や権限でのみ利用することができるので非常にこだわりのある設定や動作などをさせることは難しくなります。

Google App EngineやWindows Azureなどが有名なPaaSといえます。

SaaSとは

読み方は「サース」です。「Software as a Service」の略語です。

これまでパッケージ製品として提供されていたソフトウェアをサービスとしてインターネット経由で提供する形態のことをいいます。Webサービスと呼ばれ皆様が便利に利用しているサービスは大体これに該当すると思います。

MicrosoftのOffice365やAdobeのCreative Cloudなど有名です。他にも多数のサービスがあります。

特徴としては

  • デバイスを問わず利用できる。
  • インターネット上にデータを保存できる。

などでしょうか。

IaaS

読み方は「アイアース(イァース)」です。「Infrastructure as a Servie」の略語です。

システムの稼働に必要なサーバやOS、ミドルウェア、ネットワークなどのインフラなどをサービスとして利用できるよう提供する形態のことをいいます。利用者はスペックやOS、インストールするソフトウェアなどを選定し構築することができます。そのためセキュリティパッチの適用やOSのアップデートなどは利用者が責任を持って行う必要があります。

AWSのEC2などが有名ですかね。

語弊を恐れずにいうと・・・オンプレミスと言われる自前で社内などに構築するサーバ一式が丸々クラウドに展開されているようなイメージです。

最後に

様々な形態で柔軟に利用することができるクラウドサービスを使うことによってコストを抑えたアプリケーション開発が可能であったりサービスローンチを早めることが可能になります。サービスの提供側でなくともデータの共有やバックアップなど便利に使うことができます。ただ始めにお伝えしたようにインターネット経由での利用が前提になるのでセキュリティを意識し適切なサービス提供と利用を熟考する必要があります。